新型コロナウイルス感染症の予防と対策

新型コロナウイルス
世界的に流行している新型コロナウイルスCOVID-19(正式名称 SARS-CoV-2)。

日本は、正直、まだまだ身近に感じづらい状況かもしれません。
しかし、いつ、爆発的に流行してもおかしくない状況です。

ひとりひとりが、自覚を持って
コロナウイルスについて正しく理解し、感染症対策をしていきましょう!!

コロナウイルスについて

コロナウイルスは、現在6種類あることが確認されており、以前、流行していた中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)も、コロナウイルスの一種です。

ウイルスは、変異します。新型コロナウイルス(感染症COVID-19)は、2019年12月に出現した新しいウイルスのため、今、急ピッチで研究されています。

新型コロナウイルスの症状

軽症から重症化するケースまで様々です。
高齢者や持病がある方は、重症化しやすいと言われています。
しかし、最近の海外の報告では持病なしの21歳の女性が突然、重症化し死亡したケースもあり、確率や因果関係など明らかになっていません。

一般的な症状は、上気道感染から始まり、発熱します。
それから、から咳。初期は、痰は出ません。
その後、ウイルスが肺へと広がり、呼吸がしずらくなるころ、肺炎へ移行。
免疫システムが過度に働くことで、多臓器不全を起こし重症化すると死亡します。

そのほか、味覚障害や嗅覚障害といった味がわからない、香りがわからないといった症状も報告されています。

感染したからといって、必ず症状が出るわけではありません。(無症状病原体保有者)
WHOの知見によれば、現時点で潜伏期間は1-14日(一般的には約5日)とされています。
つまり、知らない間に感染し、感染を拡大している可能性も十分にあり得るということです。

 

感染経路

感染する経路は、鼻・目・口。
鼻から吸い込む、目や口から侵入することで、ウイルスは体内に侵入します。
感染経路は、現在のところ『飛沫感染』と『接触感染』の2つが考えられます。

飛沫感染

感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。

※感染場所:学校や満員電車などの人が多く集まる場所など

一回のくしゃみで何万ウイルス放出されるか、放出されてから空気中(エアロゾル)でどれくらいウイルスが生存するか等については、研究途中で詳細データはありません。

接触感染

感染者がくしゃみや咳に触れ、その手で周りの物に触れてウイルスが付き、別の人がその物に触ってウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。

※感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど

ウイルスによって異なりますが、物に付着してから、2~9日間、低温だと28日間、生きられるものも存在します。
新型コロナウイルスについては、詳細は不明です。

感染拡大を防ぐために私たちにできること

正しい感染予防策を身につける

正しい手洗い、手指消毒、正しいマスクの取り扱い方、ドアノブやテーブルなどの消毒など衛生管理をしっかり行いましょう!
特に、指先は、よく使うためウイルスが付着しやすい場所です。さらに、手洗いをしても正しく洗浄できていない方も多い。
20〜30秒かけて、手洗いましょう。

消毒する場合は、62~71%のアルコールや過酸化水素0.5%が含まれる漂白剤、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムが含まれる家庭用漂白剤の使用でコロナウイルスは1分以内に不活性化するという研究がありました。

 

自分が感染源にならない

感染源に触れない、感染源にならないことを徹底しましょう。

不要な外出を避け、外出後は感染予防策をしっかり行います。
外出するときは、マスクをして手指消毒スプレーを持ち歩き、こまめに消毒をすると良いでしょう。

免疫力を高める

自分の身を守れるのは、自分しかいません。
日頃から、免疫力を高めましょう。

免疫力を高めるには、睡眠、食事、運動、そして、ストレス解消が重要となります。

不安なムードが漂い、急な自粛や学校の休校など、ストレスを感じる要因が増えています。

ストレスを感じると、交感神経が優位になりアドレナリンやコルチゾールと呼ばれるストレスと戦うためのホルモンが放出されます。
過剰に分泌されると、自律神経のバランスが乱れたり、血圧や血糖値の上昇などが起こり、結果的に免疫力が低下しやすくなります。

 

意識的に、副交感神経が優位になるように、リラックスタイムを心がけましょう!
適度なリラックスによって、免疫力はアップします。

リラックスするには、お風呂に入ったり、身体のマッサージをしたり、ゆっくりお茶をいただいたり。
こころと身体が落ち着くことで、心地の良い感覚にひたれる時間を過ごしてみてください。

日常にアロマを取り入れることも、おすすめです。
精油の香りは、0.2秒で脳へ刺激を与え、リラックスホルモンを放出してくれます。

アロマセラピーのレッスンをしているとき、わたしも、生徒さんも、リラックスしすぎて『ほんわか』することもしばしば。

 

最後に

新型コロナウイルスとの共存は、始まったばかり。
正しい知識を身につけ、自分と大切な人を守り、この変革の時代を一緒に乗り越えていきましょう!

まい先生

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18歳の頃、アロマセラピーによって生理痛が緩和したことがきっかけで、代替医療や統合医療の研究をしながら看護師、保健師として病院へ勤務。ひとりひとりに寄り添っ...

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