体質を整えるパーフェクトチャイの作り方

Ayurveda



アーユルヴェーダでは、「3つのドーシャのバランスと整える」と言われているチャイ。

※ドーシャとは?
体内ではたらく5大元素エネルギーのこと

心身のバランスを整えるだけでなく、嬉しい効果・効能も!

本日は、レシピと一緒にご紹介します。
簡単なので、ぜひ、お試しあれ〜♪
 

チャイティーとは?

チャイティーとは、インドやスリランカの伝統的な飲み物。
スパイスと茶葉を煮出して、牛乳と甘みを加えていただきます。
インド人は、朝昼晩と1日3杯飲むそうです。

インドの伝統医学であるアーユルヴェーダで使用され、病気を和らげるためにハーブやスパイスの調合薬でした。

元々は、スパイスのみで作るものが主流でしたが、
インドが、イギリス帝国に支配されたことをきっかけに、チャイに茶葉が加わります。
チャイは、牛乳を使うのですが、茶葉が加わることで、牛乳の冷たく、重い、甘いバランスを整えてくれます。

今では、いろんなカフェでも、取り扱っていますが、
自分で作るとより、価値のあるスペシャルティーが出来上がります。

ちょっとした一手間でロイヤルなチャイティーができますので、
ぜひ、セルフケアの一環としてチャレンジしてみてください^^

 

スパイスの効果・効能

茶葉

アンチエイジング(老化の予防)で注目を浴びている抗酸化作用。
茶葉には、強い抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは?
身体に悪影響を及ぼす活性酸素を除去する働きのこと。
活性酸素は、お肌のシワやしみ、たるみなどの老化現象、動脈硬化など生活習慣病の原因の一つです。

ヴァータ、ピッタの体質には、刺激が強いですが、牛乳が加わることでマイルドに摂取できます。
カパ体質には、身体を温め、軽くしてくれるので、是非ともすすんで摂っていただきたい!
 

カルダモン

 
カルダモンなしでは、チャイは語れない!というほど、チャイには欠かせないスパイス。
特に注目したいのが、スパイスによってピッタが高まり過ぎて気になる方にオススメ。

カルダモンは、やや熱性を持っていますが、他のスパイスとは異なり、ピッタを悪化させることなく消化力を高めることができます。
 

ジンジャー

 
冷えやすいヴァータとカパにオススメのジンジャー。
消化酵素の分泌を刺激し、消化力を高めてくれます。
ジンジャーは、抗炎症作用も期待できるため、毒素の解消に役立ちます!
 

ブラックペッパー

 
辛い性質と消化を促進するため、ヴァータとカパに効果的。
黒コショウは「食欲減退、消化不良、腹痛、毒素などに有用です。
身体の循環も高めてくれるので、冷えの改善にも期待できます。


 

チャイティーの作り方

材料 (4人分)

  • カルダモンホール 3~4個
  • クローブ 3~4個
  • シナモンスティック 1本
  • ジンジャー 小さじ1/2~1
     すりおろしか薄切り
  • お好みで、ナツメグ、フェンネル、ブラックペッパーなど
  • 茶葉(CTC製法のアッサム) ティースプーン4杯
  • 牛乳 300ml
  • 水 200ml
  • 砂糖 お好みで調整
  •  

    手順

    スパイスを潰します。
    乳鉢があると便利。
    私は、包丁のもとで潰しています。
    水とスパイス類を加えて、中火で煮出します。
    10分程度煮出すと、香りを十分に引き出すことができ、
    さらに、風と火のエネルギーも加わって、バランスも整います。
    茶葉を加え、2~3分煮出す。
    オススメの茶葉は、CTC製法のアッサムティー。
    CTCとは、CRUSH(押しつぶす)・TEAR(引き裂く)・CURL(粒状に丸める)という製法を用いたもの。
    ミルクとの相性が抜群です。
    牛乳を加え、温めます。
    体質にあわせて、水と牛乳の割合を変えても良いでしょう。
    カパの性質が高まっているときは、牛乳は少なめで。
    調和が取れたら、漉してカップに注ぎます。
    お好みで、お砂糖やはちみつを加えてください。
    後から、シナモンやカルダモンのパウダーを追加しても良いでしょう。

     

    完成~( ்ᵕ்)✧

    なんて、クラシックで、ロイヤルで、芳醇な香りなのでしょう!!

     

    体質別に調整するなら?

    ヴァータのチャイ

     
    生姜、カルダモン、シナモンは、甘みと辛みで、ヴァータとのバランスが良いです。
    クローブとブラックペッパーも、ヴァータには適していますが、刺激が強いので、取りすぎないように注意しましょう。
    また、敏感なヴァータにとって、茶葉も刺激的ですから少なめで良いでしょう。

    ミルクとスパイスの香りを楽しんで、
    温かくゆったりできたなら、ヴァータにとってパーフェクトなチャイとなった証拠です♪
     

    ピッタのチャイ

     
    ピッタにとって、スパイスと茶葉によって火の要素が高まりすぎるため、摂り過ぎ注意。
    しかし、牛乳が加わることで、冷たい・甘い性質が加わり、バランスがとれます。

    甘さを加えるなら、はちみつより、メープルシロップが良いでしょう。
    メープルシロップには、はちみつより冷性が少し強いです。

    また、クローブや黒胡椒は少なくして、フェンネルシードを加えるのもオススメ。
    フェンネルは、冷性であり、甘みもあるため、ピッタを下げてくれます。
     

    カパのチャイ

     
    カパにとって、熱と刺激はとっても重要!
    ホットスパイスの恩恵を感じられるでしょう。

    カパの方は、スパイス、茶葉共に多めでOK。
    ただし、牛乳はカパの性質を高めるので、少なめに。

    もしくは、代替品としてアーモンドミルクを加えるのも良いですね。
    カパが高まり、粘性が高まって怒る頭痛がある方に、アーモンドミルクは最適です。

     

    セルフケアに役立つチャイ

    いかがでしたか?

    ちょっとした一手間で、美味しいだけでなく、体質別に調整できる心と身体に嬉しいチャイ。
    手順は、それほど難しくなく、誰が作ってもある程度の美味しさで完成します^^

    いつも頑張っている自分に♡
    ケアしたい大切な方に♡

    ホッと一息つく時間は、ロイヤルで、エレガントでありたいです。

    完成したチャイが、身体に染み渡るのを感じながら・・・
    ご自身の身体と心と対話し、頑張っている自分にありがとうを届けませんか?

    最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。
    ご意見やご質問等ございましたら、お気軽にメッセージください。

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    まい先生

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    18歳の頃、アロマセラピーによって生理痛が緩和したことがきっかけで、代替医療や統合医療の研究をしながら看護師、保健師として病院へ勤務。ひとりひとりに寄り添っ...

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